テレビ電波障害について
テレビ電波障害とは、大規模建造物の建築などによってテレビの電波が遮られたり、反射されたりして、テレビの映りが悪くなる症状です。以下では、地上アナログ電波による電波障害についてご説明します。
建造物による電波障害
電波が来る方向(アンテナの向き)に大きな建造物が建った場合、建物の陰になる部分は電波が遮られてテレビ電波が弱くなり、レベル不足によるスノーノイズ障害(画面がざらつく)が発生します。大規模マンションやオフィスビルなど、建造物の高さ・横幅が大きい場合など、障害範囲が大きくなるのが一般的です。
遮蔽障害は、デジタル波においても同じような状態が発生しますが、アナログ波に比べて影響度は低いと考えられています。
また、衛星放送は遮蔽されると受信できなくなります。
テレビ電波がマンションやオフィスビルなどの建造物に当たって跳ね返ることにより、直接届く電波(直接波)と建造物に反射して届く電波(反射波)に時間差ができ、ゴースト障害(画像が二重になる)が発生します。遮蔽障害と同様に、建造物の高さ・横幅が大きい場合や、送信所が遠いほど、障害範囲が大きくなるのが一般的です。
デジタル波では、反射障害発生の確率は低いと考えられています。
総合アンテナ設備では、皆様に快適な生活環境をご提供するために、建造物による電波障害対策に関して、事前調査および設計・施工を行っています。